システムエンジニアは、うつ病になりやすい仕事といわれています。長時間労働や不規則な勤務時間、運動不足、仕事のプレッシャーなどが、心身に不調をきたす要因とされています。
ただ、同じ労働環境でも、やはりうつ病になりやすい人とそうでない人は存在します。ここでは、うつ病になりやすいシステムエンジニアの傾向を見ていきます。

まず言えるのが、真面目で責任感が強すぎる人です。
与えられた仕事はすべて自分で行わなければならないという使命感が強すぎる人は、無理をしがちです。こうした人は、何にでも全力で取り組み、残業や休日出勤は当然と考えてしまう傾向があります。
また、中間管理職的な立場にいる場合、若手のフォローやクライアントとの折衝など、対人関係においてもストレスを感じやすくなってしまいます。責任感が強い人と、こうした面で多くの悩みを抱えがちです。

几帳面すぎる人も、うつ病になりやすいと言われています。
システム開発の場では常に正確さを求められるため、確かにシステムエンジニアには几帳面さが求められます。しかし皮肉にも、几帳面すぎて何事にも妥協できない人は、心身ともに追い詰められてしまう傾向にあります。
また、周囲にも正確さを求めるあまり摩擦が生じたり、周囲に多くの不満を抱えたりする場面も多いでしょう。こうしたストレスが蓄積すると、うつ病を発症するリスクが高まります。

これらの性格は、すべてシステムエンジニアにとって必要な素質でもあります。
重要なのは、無理をしすぎないことです。根を詰めすぎず、適度にリラックスする方法を見つけましょう。